今日は、我が輩が楽しみにしているテニスの日だった。
しかし、朝からご主人達は冬の毛布を集めて、テニスのついでに洗濯に行った。
洗濯と言っても、なにやら沢山一度に洗える所だと言うことだった。
それで、我が輩と、でんは留守番だ。
ずっと外を眺めて待っていた。お昼を過ぎた頃やっと帰って来た。
ご主人達は少し日焼けしていた。我が輩は、とっても残念だった。
ま、人間にはそれなりに都合もあるのだろう。今度は連れて行って欲しいものだ。
我が輩、最近気が短くなってきたと言われる。
性急になったとも言われる。歳のせいだとも言われる。
ただ、人間と生活していると、パターン化した毎日の中。
次はこういう行動だと分かってしまう。
人間は日常性の中では、決してクリエーティブでは無い。
だから、早くご褒美がもらえるように各セクションをスピーディーに進めているだけなのである。
先日、夏が来ると書いたが、もう来ちゃったような暑さだ。
吸い込む空気が暑い。
ご主人はビールがうまいと喜んでいるようだが、我が輩は嫌いだ。
もうすぐ夏だな、と、ご主人が言う。
我が輩には、あの暑い思い出が悩ましく、いやになってしまう。
吸い込む空気が暑い。散歩の道が熱い。じっとしてても暑い。
我が輩は、人間と違って皮膚呼吸ができない。はーはー息で調整するんだ。
人間は何でもできるようだが、この暑さには対抗できないようだ。
しかし、我が輩、四季はいいもんだと思う。