2013年11月アーカイブ

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11月12日。あずまが旅立って、早一年になります。
私自身、これまで数匹のワンと暮らしてきましたが、彼は特別でした。
犬らしくない、と言えば一言で終わってしまいますが。

自分自身の意思を強く持っていた。
家族というものを強く意識していた。
とても利口でした。
そして、とてもわがままでした。

可愛がられているという感覚は、余りなかったと思います。
何故ならこの環境は、彼にとって当たり前だったでしょうから。
散歩中に犬小屋に繋がれているワンを見ると不思議そうでした。
彼は、家族と同じ人間だと思っていたかも知れません。

庭に出たい時は、自分で窓を開け外出しました。
庭で草取りをしていると、いつも横で草を掘っていました。お手伝いのつもりだったのでしょう。でも泥だらけになった足の処置に苦労したものでした。

朝の起こし方はすさまじく、瞼を下から上に舐め上げ目を開こうとしました。
それでも目を開けないと、口から鼻まで舐め上げると呼吸困難で起きなければならなくなりました。
ある時から、ベッドの東側のロールカーテンを見事に開け、太陽の眩しさで起こす方法も開発していました。ロールカーテンは一旦下に引かなければならないことを見て覚えたのでしょう。
最終兵器は、廊下を猛スピードで走り抜け、加速しながらベッドを飛び越え眠っている布団にジャンプアタックでした。これは効きました

私が日常的でない行動をすると、着いて来て黙って隣にいました。
ガードしていたのか、何をするのか感心が有ったのか。

家族が一階のリビングに集まっていても、ひとりで二階の私のベッドで眠っていることもよくありました。煩かったのでしょうか。
私が二階から下に階段を降りて行く時、一階から彼が昇って来て途中でスライドする事もよくありました。まるで、人がすれ違うように。

ドライブが大好きでした。「ドライブ」という言葉を聞いただけで耳がピクリ、さあ出掛けましょうと追い立てられました。
助手席は彼の場所、家族が乗ってきても絶対譲りませんでした。家族でドライブに出掛ける時は、大人3人が後部座席を余儀なくされていました。
助手席では、しっかりと座り、前方を眺めていました。その場所から景色を見るのが大好きだったのです。
ハンドルを右に切る時は「右」左に切る時は「左」と声をかけます。彼はそのGを感じながら体を左右に傾けバランスをとっていました。

他にも沢山あります。
このH/Pでも書いたこともありました。
又、今度書いてしまうかも知れません。
私の相棒です。

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